ちょっといいっすか?
今回は、前にも何度か書いたことがあるんだけど、施工管理技士に求められる管理業務の中の「工程管理」について、改めて発信させてもらうよ。
現場の工程を管理するうえで、絶対に外せないのが工程表の作成だということは誰しも理解していると思う。
で、工程表にもいくつか種類があるが、みんなはどのタイプの工程表を使っているのかな?
工程表はなんたって「バーチャート」が使いやすい!
俺はいつも「バーチャート」で作成しているんだけど、バーチャートの何が良いかって、誰が見ても直感的に各作業の工程が理解しやすいんだよな。
そして、俺が作成した工程表は現場の詰所だけでなく、現場内の至るところに貼って職人がいつでも確認できるようにしている。
そうすると職人自らが、いつまでに今の作業を完了させるべきか、を理解して進めてくれる。
もしも、作業の途中でトラブルが起きた場合でも、職人や職長の頭の中に工程がインプットされているから、放置せずに、きちんと工程の変更を申し出てくれるっていうメリットもある。
後になって作業が遅れた言い訳をされるよりも、問題が発生したその時に工程を調整したほうが、断然いいことだからな。
「現場は生き物」って言葉があるように、机上の工程通りに進むなんて稀な業界だしな。
あ、それとバーチャートの良いところがもうひとつ。
めちゃくちゃ作成しやすいこと。
エクセルで、ちゃちゃっと作れるんで、かなり時短になるしな。
ネットワーク工程表だとかなり時間かかるし修正も面倒だし…。
いやいや、楽をしたいからバーチャートで作ってるんじゃないからな!そこんとこ勘違いしないでくれよw
使える工程表を作成する2つのポイント
それで今回は、俺が工程表を作成するときに大事にしているポイントを紹介しようと思うんだけど、
まず、はじめに入念に施工計画をたてること。
通り一辺倒な施工計画をたててしまうと、あとで何度も工程を変更しなくちゃならない「ドツボ」にはまるんだよ。
分かるヤツは分かるよな。
どの現場も似ているようですべて違う。
しっかり調査した結果をもって施工計画をたてて、それから全体の工程を組むようにする。
ここが1つ目のポイントな。
2つ目のポイントは職長とのコミュニケーションを、これでもか!ってくらいに密にすること。
コロナの密は厳禁だけど、こっちの密はかなり濃密にな。
職長とのコミュニケーションがしっかり取れていると、本当の意味で現場の状況に合った工程表が作成できるし、急な修正に慌てなくて済む。
俺と職長の間だけでなく職長同士のコミュニケーションも同様にな。
これ、ホント大事。
この2点に注力するだけで、現場をスムーズに進ませる工程表が作れるんだ。
どうだい?少しは参考になったかな?
もしも、他にもコレが役に立つぜっていうのがあれば、逆に是非、教えてくれよ。
お互いの良いとこ取り合って最高の工程表をつくろうぜ!