ちょっといいっすか?
施工管理技士の重要な管理業務のひとつに「安全管理」があることは業界人なら誰しも知っていると思う。
それは建築に限らず、土木、電気、管工事など全ての施工管理技士に共通した重要な任務だ。
ひと昔前に比べると、安全管理のノウハウが進歩してきたせいか、大きな事故が減ってきたように思えるが、それでも事故やケガがどこかで起こっているってのが事実。
要するにセコカン自身がどこまで真剣にやってるか?ってことなんだよ
形式ばったKYを何となくやっているだけでは、絶対に現場の事故はなくならない。
だから、いちばん大切なのはやっぱり施工管理技士がどこまで安全管理への行動を徹底するか、そこなんだ。
「これくらい言わなくても分かるだろう」とか「この前、言ったから周知されているだろう」と安易に考えてそのままにしておくのがいけない。
そういった意識の低さが命取りになるってことだ。
事故の報告さえしてこない…事故は大小の規模じゃないのに
事故や災害に、大きい小さいはない。
そう、規模の問題じゃなく、着工から竣工まで現場で作業する全員が健康であること。
身体も精神もな。
清々しく健康的な毎日が送れることを目指して、俺たち施工管理技士は、あの手この手で管理していかないといけないんだ。
って、いつも気合をいれて仕事には臨んでいるが、それでもケガ人を出してしまうんだよなぁ…。
それでさ、小さな事故だと報告してこないケースがほとんどだから、対策が打てないままになったりとかさ…。ホント頭痛ぇよ(泣)
「安全の見える化」はマジで使える!
ところで、神奈川労働局が出している建設業の「安全の見える化」事例集ってのがあってさ、これがかなり使えるから、みんなにも紹介するよ。
「見える化」っていうくらいだから、とにかく危険箇所に警告板の表示やマーキングをするわけなんだが、必ず作業員がパッと見て一瞬で認識しやすいようにしてあるんだ。
ゴチャゴチャした警告板を立ち止まって読む作業員なんていないだろ?ひと目で認識して警戒してもらうことが大事なんだよ。
特に俺が感心した「見える化」は、下から上がっている何本もの差し筋の上にコーンバーをぶっ刺してさ、差し筋の位置を分かりやすくした事例。
昔は差し筋の上にジュースの空き缶を刺したりしたもんだけど、そんなゴミを使うよりはコーンバーを刺したほうが、絶対に視認性が優れている。
コーンバーをそういう風に使うなんて発想がなかったから、さっそく真似したら、これが大正解!差し筋でケガする作業員いなくなっちまった。
全国どこの現場でも使える事例集だから、一度チェックしてみてくれ!
それじゃぁ、みんな明日もご安全に!!